●5月31日(水)
    「今日でもう5月も終わり。明日から6月かー。って、あたりまえだっつーの」
    「先ほどから、なにをお一人でおっしゃっているのですか?」
    「あ、知世ちゃん。いやなに、ちょっと一人ボケ、一人ツッコミをね…はは。Web日記の基本だし(笑)」
    「?……でも、早いですわよね。もうじき梅雨も始まりますもの」
    「なーんだ、聞こえてたんじゃん。まぁそれはそうと、さっきカレンダーを替えたんだけど、いいね、妖精みたいな知世ちゃん。それとも、水も滴るいい女ってやつ?」
    「……あ、あの、恥ずかしいですわ。CLAMP先生がどうしてもとおっしゃるもんですから……。やはり、自分が表に出るのはあまり好きではないんです。それに、あの格好だって、さくらちゃんの方が絶対可愛いですわ」
    そんなことないって!!! 知世ちゃんは超絶可愛いんだから、もっと自分に自信を持っていいんだよ!
    「え? そ、そんな……あ、その、ありがとうございます……」
    「……え、えーと、あの……」

    お互い、真っ赤に沸騰してしまい、続行不可能になりました(ぉ。素足、それに少し透けている白い衣装。ああ、もうちょっと透けて欲しいなあ(ぉ。

    「まことさん、えっちですわ」
●5月30日(火)
    「だぁ!だぁ!だぁ!」いいすよ。今日は桜井絵コンテ。サービス満点で面白かったです(もちろんギャグ方面だけではありませんが)。絵自体も可愛いし、真っ赤なクリスちゃんもよかったし、いい感じだと思うんですけど……。

    こないだ、お隣りのお隣りに入った空き巣は、(現金は置いてなかったらしいので)パソコンとCD類をメインに盗んでいったそうです。……今頃、アキバに流れているのでしょうか?
    パソコンはマジに痛いけど、CDごっそりも痛いですよね。よく聴いていた当時の気分とか、探してやっと手に入れた苦労とかが詰まっていて、それが長い年月をかけて蓄積しているんですもの……。
    ふぶきさんなんてもの凄い枚数持っていそうなんで、気をつけてね(ぉ。たくさんあり過ぎるから、レアなものだけ抜き取っていくなんてマニア空き巣だったら怖いな(ぉ。闇のブローカーでもバイヤーでもないけど、流れたら私が買いましょうか(ぉ。
●5月29日(月)
    暑い。強烈な陽射しですね。UV強そうです。イメージ的に意外だったんですけど、今日、おばさんでもお嬢様でもない知り合いの女性が日傘を差していました。日傘が似合うのは、やっぱ知世ちゃんレベルでしょ!なんて口が裂けても言えっこありませんでした(ぉ。裂けたら言えませんが(ぉ。

    基本的に、子供のうちは太陽だろうと何だろうと気にせず、外に出た方がいいのでしょうか? でもさすがに知世ちゃんの繊細な肌にそれは酷ですよね。知世ちゃんには絶対、つばの広い白い帽子とか、白い日傘ですよ。想像してみて下さい。もうめちゃくちゃ可愛いに決まってるじゃないですか!! そして、悪戯な風さんが帽子を飛ばしてしまいます。「あっ」と洩らす声。後ろを振り向く姿。ふわっと広がり、キラキラ輝く長い黒髪。それを押さえる手の仕草。どんなに美しいことか!! マイメロなんか抱いて寝てる場合じゃないですよ(ぉ! だから、抱いて寝てないってば(ぉ!
●5月27日(土)
    はぐれ幹事マイメロ派日記(ぉ
    今日、コンビニキャッチャーとりほうだい(←何がとりほうだいじゃ、ボケ!!)で、“ぶらんこマイメロ”を発見。“ぶらんこキティ”も隣にあったんですけど、はにゃ〜ん(木之本桜風)状態に私を陥らせたのは、もちろんマイメロ。可愛い。可愛すぎる。なぜ遠くからヨーデルが聞こえるの? 教えて、おじいさん…(中略)ハッと我に返った時には、既に1500円が消えていました。そのキャッチャーは、下にベルトコンベアーが回っていて、そこに落として穴まで運ばれ、やっとゲットできる方式のやつですが、ベルトに落としてもよく跳ねてしまうのでアウトになり易いやっかいなシロモノなんです。さすがにもう諦めようと思い、最後の1回をすべく100円を投入…↑ボタン、←ボタン…伸びるアーム、縮むアーム…スルリ(よし!)…緊張の一瞬…ポトリ(の、乗った! そのままー!そのままー!)、第4コーナーを回り最後の直線…ポトリ!パンパカパーン!今週のハイライト。ヤッタ!ヤッタヨ!その時、世界はスローモーション。手に取り、優しくボクは頬を寄せた。はじめてのチュウ。君にチュウ。永遠にアイウォンチュウ(ぉ。

    うそよ、うそ!(三原千春風) 確かに保護はできたけど、頬は寄せてないしチュウもしてませんって。2番目ですから、マイメロは。これが知世ちゃんの激可愛いやつだったら、やってしまうかもね(ぉ。“ぶらんこ知世”。5月の爽やかな風を受けながら、髪とスカートをなびかせてぶらんこをこぐ知世ちゃん。ステキ!

    だけど明日、日曜日はMay Stormだそうです。
●5月26日(金)
    あーもー裏目、裏筋、裏街道(ぉ。ままならぬ〜!
    まじドープやばいっす。↓かなり壊れっぷりがパワーアップしてます。人格変わっちゃってます(ぉ。危険、危険(DANGER DANGER)。他人を傷つけるのが先か?それとも自分を傷つけるのが先か?根っこの部分は一緒。へなへな……。

    あ、そー言えば、“その技巧には、しっとりと口中を潤すコクと香りがある”と評されるある方のサイトで「あるモノ」が暫定公開されています。出張とかお忙しいようなので完成品が拝めるのはもう少し沙希になりそうなんですけど、とっても楽しみでし。というわけで「どんと、みすえて!(DON'T MISS IT!)」(クリス・ペプラー風)
●5月25日(木)
    ぎおー、なんだかちょーし悪りゅん。思考回路はショート寸前♪……じゃなくて、何も流れませぬわ(ぉ。ぽっかり穴が空いてるよーでち。ココロのすき間だドーン!5月病?まさか!万年5月病のくせに、何ゆえ今更ながらにという感じじゃんかじゃんかじゃんか。。。もー、ほとんどビョーキ。17歳の春はつらいよ(ぉ。やっぱ、愛だべ。愛。朝水灯ちゃん、かわいー!ってヤンサン読んでなきゃ分からんでしょーが!それに、池脇千鶴ちゅわーんとか、鈴木杏ちゅわーんとか、前田亜季ちゅわーんとかゆってる場合?ねー、そーゆー場合なの?大道寺知世ちゃんはどーしたのさ?抱き枕は今でもふとんの中なのに(ぉ。寝る前には必ず「知世ちゃん…」とささやき、きらめき、ドキドキ、大好きなのに(ぉ。でもでも、何かが足りないぴょん☆何?何?燃えたぎるような激しい青春?狂おしいほどの熱い性春?
●5月23日(火)
    カンヌ国際映画祭。ほんとに残念でしたけど、大島監督はまたダメでしたね。結局、最初から本命といわれていた「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がパルムドールをとり、そしてそれに出演したBjorkが女優賞に選ばれました。
    Bjorkは、昔The Sugarcubesってバンドにいた人で(私は、彼女がゲスト参加した808 STATEを通じて知ったくちなんですけど)、その後バンドは解散し、現在はソロとして活動しています。
    今回、そのBjorkが出演した作品にはミュージカル仕立てのシーンがあるそうです。彼女の歌、そしてその存在感はたいへんユニークなので、とっても楽しみです。
●5月22日(月)
    今日、隣の隣の部屋が、空き巣に入られたようです。窓ガラスが割られ、そこから侵入したみたいなんですけど、今これを書いている現在、表にパトカーが止まっていて、警察の人がその部屋を調べています。それを、斜め向かいに住んでいる大家さん夫婦が覗き込んでいました。話した結果出てきたのは、昼間でも雨戸を閉めて、その雨戸にきちんと鍵を掛けた方がいいという結論でした。うーん、でもそれって結局一日中雨戸を閉めるってことでしょ。どーかなー?

    でも、現金とかカード類は普段持ち歩いてるとしても、私んとこに入られていたらと考えたら、やっぱりぞっとしました。ま、空き巣の奴もぞっとすると思うんですけどね。あまりのタク部屋に(ぉ。
●5月21日(日)
    ともよループ。どこまでも続く甘いメロディ。
●5月20日(土)
    最近、椎名林檎とエレファントカシマシ(宮本浩次)を交互に聴いてて思うのは、なんつーんすかね、“歌ってる人間の全てがそこにある”ってみたいな、さくらカードのボイスでもソングでも敵わない『歌声』の魔力ってゆーか、そんなものを感じてみちゃったりするわけですよ。で、今ワタクシの頭ん中では、彼、彼女の魂の唄がぐるぐる空から舞い降りてくるようにルフランしてるんですけど、なんかこー、ふつふつと絶叫したくなるような衝動が湧いてきたとでもいいましょうか、思いっ切り歌ってみたいな「コール アンド レスポンス」。ほんとカラオケはご無沙汰なもんで、上も下もいろいろと溜まってるのか何なのかってとこでしょう。でも前に、筋肉少女帯の「踊るダメ人間」をハイパー絶唱して、ボックス店員さまからご注意を有り難く頂戴したことが御座いますので、ちょうど良い加減具合にお気を付け遊ばせないといけないんですが(ぉ。それに、生来肺が脆弱で、2回も破れて穴が開いちゃったことがあって、強く激しく咳き込んじゃダメってゆードクターストップあられちゃん風味抜群の、無茶のあんまり出来ぬ、超うらめしやって感じのこの身の上を持て余してもいます。はう。それじゃー、大道寺知世ヒットメドレーでも清く正しく美しく唄うとしますか。えーと、番号は……あれ?
●5月18日(木)
    今、tahiti80がプロモーション活動のため来日中です。いやしかしフランスからこんなバンドが出てくるとは、ちょいびっくる。確かにフランス語訛りのある英語なのかな?

    それにしても、フランスのポップバンドっていったら、LES RITA MITSOUKOぐらいしか知らなかったよ(って、古っ)。今でもやってんのだろうか?

    フランスといえば、カンヌでやってますね。どーなんでしょ、ヌーベル・ヴァーグ時代劇『TABOU(御法度)』は。けっこー、フランス人にうけると思うんだけど。

    そーそー、ゴダール観たいな…。

    てなわけで、ジュテーム・トモヨっつー感じで、フレンチな気分の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?(ぉ メルシー・ボク・ダイジョーブ?

    バカ総理。国会議事堂前。KOKKAIGIZIDOUMAE。コッケイジジドーメイ。滑稽じじぃ同盟。
●5月16日(火)
    5/15。fubukiさん、『聖なるしっぽ』を……!の巻。パツキン少女、芽美ちゃん、14歳。主よ、タネも仕掛けもないことをお許し下さい(ぉ。テレビの前で身悶えていたあの頃の甘酸っぱい高揚感がよみがえって、今、胸の奥がキュンと鳴りました。

    にょー。ぴゃ? きゅきゅきゅ……。しゃりしゃり、カロロン。ふにゅ〜。ノノノノ…んぴょ? ねみーねみー。ぐたりんこ。ぽむ。ずずずず……。

    なんか、弱り目に祟り目で、あんにゅいな気分。やる気Nothing's Gonna Change. My heart is like a sattelite of yours round round round around you.
●5月14日(日)
    皆さまに感謝。お母さまに感謝。そして、親子丼に顔射。

    噂のバンド“Yセツ王”の『ERO MAGIC ORCHESTRA』。ヤっちゃった(笑)。TINAMIに“O.M.Y”ってバンドもあるよ。
●5月12日(金)
    『赤色だいどーじ(大道寺知世)』かわいー!!
    映画ばっか見てる場合じゃないっすね(ぉ。いい加減、なんか描けよ>オレ

    そーいえば、ふらっと久しぶりに近所のゲーセン寄ってみたら、コンビニキャッチャーに「新さくらホルダー」がかなりぶら下がってました。なぜ? 一番奥に知世ちゃんはあったんですけど、さすがにそれは……(笑)。

    私のために争わないで もうこれ以上 by知世ちゃん
    「ご心配なさらないでくださいな。私なら絶対大丈夫ですわ。私には、さくらちゃんの最強のおまじないがかかっているんですもの」
●5月11日(木)
    「アニメージュ」6月号。第22回アニメグランプリ、結果発表。女性キャラクター部門で、知世ちゃんは堂々の第10位に輝く。

    くどいようですが、私の心のグランプリ第1位は、いつだって知世ちゃんですですです、ですってば!

    《映画》『パラダイスの夕暮れ』
    この不器用さ!この切なさ!その面白さ!いい!
    アキ・カウリスマキ監督特集。今回、日本初公開(東京国際映画祭出品は除く)となったのは↓9日に観たやつとこれの2作品だったんです。
    それでも未だ日本で公開されていないものはあります(テレビやCFなどもやってるみたいだし)。劇場長編作品に限ったとしても、コンプリートへの道のりは遠いですな……。注:あ、そんなマニアじゃないんで(ぉ
●5月9日(火)
    《映画》『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』
    独特の作風で(一部に)知られるフィンランドの映画監督アキ・カウリスマキ作品。
    北野武映画と通じる、矛盾しているようでしていないクールさ残酷さと、温かさ優しさ。そして人間の絶対的孤独を静かに見つめ漂う哀感と人間のおかしさ。それに非常に淡々とした映像のリズム、絶妙な“間”。はまりました。
    今までに観たのは、(順番はテキトー)
    「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(これが衝撃の出会い)
    「真夜中の虹」
    「マッチ工場の少女」
    「コントラクト・キラー」
    「ラヴィ・ド・ボエーム」
    「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」
    「トータル・バラライカ・ショー」(レニングラード〜のライブドキュメント)
    「愛しのタチアナ」
    「浮き雲」
    (その他、短編2本)
    全部いいですが(ぉ、最初の3本を特にプッシュ(ぉ。
    その監督の初期の作品が日本初公開中とつい先日知って、慌てて渋谷アニメイトの真上にあるユーロスペースへ行って来ました。

    それで、アキ・カウリスマキ監督最新作(なんとサイレント)が6月下旬頃にユーロスペースで封切られるようです。題名は「白い花びら」。
    メイトにばっか行ってる場合じゃないっすよ(ぉ。
    ※7/20に、アートスフィア(天王洲アイル)で、生オーケストラ付き上映会
●5月7日(日)
    本当の気持ちなんて、とうてい計り知れるもんではありませんが、もし仮に知世ちゃんが「悟った」とするならば、どんなことにも先ずは“期待せず”、我慢すべきところは“我慢する”、つまりそれは大人(たいじん)としての深い「諦め」があるということです。そしてもちろんこのことは、本人にとっては不幸でも何でもありません。さくらちゃんに衣装を作って着せて、その姿をビデオに収め、それを見て楽しむという行為は、さくらちゃんを愛している自分を愛する無意識の行為。そして、深い「諦め」の中で、他者との出会いによって生まれたこの上なく大きな喜び。
    要するに、知世ちゃんは知世ちゃんらしくあればそれでいいのです。その一点があれば、知世ちゃんに何をさせてもいいのです(ぉ。「悟った」知世ちゃんはまったくニュートラルな状態にあるわけだから、いかなる可能性をも持っているのです。

    「ドリーム」の回の再放送。知世ちゃんの見た夢は予知夢じゃなくて現実そのものだった。つまり、このままでいいのだ。それで何が悪い。好きなままで好きでいいのだ。(←前にもこのネタ使ったような(ぉ
●5月6日(土)
    ギャー!!(梅図かずお風に)
    もーまったくぜんっぜん片づきゃしねー。メソとマイメロのぬいぐるみ並べたり、メイトで買った知世ちゃんのラミカード飾ってる場合じゃないっすよ、マジで。普段使ってない筋肉使ったから筋肉痛だし、気が付いたら今日メシ1食だけだし。
    BGM:ENO"ANOTHER GREEN WORLD",MOONRIDERS"A.O.R."
●5月5日(金)
    部屋の片づけと掃除をした。未だ終わっていない。途中で、買ってから読んでなかった大島弓子の『雑草物語』などを発見してしまうからである。まいった。まいっか。
    BGM:tahiti 80"PUZZLE",BECK"MIDNITE VULTURES"

    それに、テレビも見てしまった。張素ちゃん。名前の通り素直で、なおかつ利発で可愛い中国人の女の子を追ったドキュメンタリー。小3の2学期に中国から日本にやってきて、小5の1学期に帰ってしまったのだが、とっても残念だった。何もそんな早く。小狼じゃないんだから(笑)。テレビには出てこないけど、この子に恋してた男の子は、きっと辛かっただろうなぁと思ったら切なくなってきちゃった。でも、全体的にはとても温かく爽やかだった。そして、日本で一段と成長した張素ちゃん。未来が輝いてる感じ。
    それにしても、さあ、どうぞ泣いてくださいなんて言われると泣けないもんだよ。
●5月4日(木)
    《映画》『グリーンマイル』
     同じ、原作(スティーヴン・キング)・監督(フランク・ダラボン)コンビによる「ショーシャンクの空に」にとてもいい印象が残っているので、今作も期待して観た。とにかく、シナリオの構成や語り口が「丁寧」で「うまい」。だから3時間という長さを感じさせないし、泣けるところではちゃんと泣けるのだ。
     この作品の基本は一種のファンタジーである。だけど、人間らしい生き方や死に方についてまで向けられた眼差しによって、深みを与えられているのだ。良質のファンタジーとは、こういった作品のことをいうのだろう。

    「カードキャプターさくら」にも最後までそういった着実な丁寧さを望みたいから、原作の連載が夏の劇場アニメ公開までの単なる繋ぎなどということは信じない。

    “決めつけるのは早すぎる”なんてどこかの流行歌手が歌っているが、たとえば、別冊や増刊などで補完というのもあり得るし、それに小狼との恋にしても、「カードキャプターさくら」は木之本桜の『成長』の物語なんだから、それはあくまでも一つの過程なのだと考えられないだろうか? とにかくWait&See リスク。

    “明日のことは分からない”なんてどこかの流行歌手が歌っているが、結末は、もやもやしていたさくらちゃんの、ギブスのような殻の世界が突然破れて青空が広がり、ケロやユエや雪兎(何故か同時に二人が?!)、さくらカードたち、それに桃矢、藤隆、撫子、知世、小狼、歌帆、エリオル、クロウ、山崎、千春、利佳、奈緒子……などがさくらちゃんの周りを取り囲んで口々に「おめでとう」と言いながらさくらちゃんに拍手を送るかもしれないという覚悟をオススメする……わけはないけれども、さくらちゃんだったら無敵の呪文「スキトキメキトキス」があるから絶対大丈夫、何とかなる。

    それにしても、今にして思うのは、知世ちゃんのさくらちゃんに対する想いを含めて、知世ちゃんのインパクトがあまりにもディープ過ぎたから、それで少女漫画のお約束的展開(小狼×さくら)の意味が色褪せてしまったのではないだろうか? さくら×知世も充分アリと思わせてしまうあたり、つくづく罪な女だと言わざるを得ないようなこともなくはないような感じがしなくもないような……。
●5月3日(水)
    「カードキャプターさくら」という作品は、まだ終わったわけではない。また、さくらが小狼に対する気持ちに気付いて終わるとしても、単にそれだけで終わるとは思えない。それは、さくらの『成長』を意味し、それによって分かってくることがあるからだ。「さくらちゃんがもうすこし成長したらお話ししますわ」。予言者のような含みを持たせて、知世は確かにそう言ったが、結局は実際に話す場面が出てこないまま終わってしまうかもしれない。しかし、少し『成長』したさくらちゃんは、自分が『いろいろな愛』に包まれて生きていることに気付くだろう。その中のひとつとして、知世の愛があるはずなのだ。ただ、それで済まされてしまうことに納得のいかない向きもあるとは思うが、この作品の中で、知世の愛だけを特別なものにすることの方が不自然なようにも感じられなくはないだろうか? それに、彼女らは子供である。無論、“所詮子供なんだから”と見下すつもりは毛頭もないが、知世がさくらに気持ちを告げたとしても、さくらはその「他の誰でもない、知世だけの好きという気持ち」をしっかりと受けとめる以上に何があるのかということになる。もうそれ以上は同人誌の世界だ。
●5月2日(火)
    「なかよし」6月号。本編でのご登場はありませんが、小鳥と戯れる、美しき知世さまのカラー扉絵。知世さまファンは怖い方が多いということでのご配慮なのでしょう。嗚呼、あの小鳥になりたい。

    今回は千春ちゃんだったから、次は利佳ちゃん? それとも奈緒子ちゃん? となると、しばらくは知世さまが扉を飾ることになるのですね。
●5月1日(月)
    白日夢は突然始まる。

    知世ちゃんはデビューしたばかりの新人歌手である。ただし歌手とは言っても、当然“アイドル”である。知世ちゃんは、自分がアイドルというのが嫌だったが、なによりさくらちゃんと一緒にいられる時間が減るのが辛かった。
    さくらちゃんはある男の子に恋をしていた。毎日とても幸せそうだった。知世ちゃんは、そんなさくらちゃんを見ているだけで幸せな気分になれた。だから、芸能界に入ることでさくらちゃんとの距離が遠くなるのが怖かった。
    しかし知世ちゃんには、歌う理由、そして歌を広める理由があった。
    知世ちゃんは、大道寺園美が未婚のまま、ある盲目の音楽家の男との間にもうけた子である。そして生まれた直後、その男は姿を消してしまった。このことを聞かされた知世ちゃんは、歌手になる決心をした。自分の歌が父親に届くことを信じて。
    孤独な闘いだった。だけど、さくらちゃんが応援に来てくれることで勇気づけられた。より一層、愛しさが増した。ライブの後、楽屋でさくらちゃんを求めた。ステージ上とは違う笑顔を見せてくれる知世ちゃんに、さくらちゃんも応えた。

    そして白日夢は真夜中に突然終わる……。


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