●27(日) 伝説の始まり
《映画》『赤い文化住宅の初子』 東亜優(ひがしあゆ)主演。舞台は瀬戸内海に面した広島の街。父親は蒸発し、母親は死に、取り残された兄妹二人きりで錆びだらけのボロアパートに住む、貧乏で暗くて幸の薄い、何もない美少女が主人公。バイト先のラーメン屋の主人(ムーンライダーズの鈴木慶一!)にバイト料をケチられ、挙げ句の果てに首になる…。それから、こちらは暴力を起こして首になるが、小さな町工場の労働者であるヤンキーの兄(昨日観た「初雪の恋」にも出ていて、熱い演技で成長著しい塩谷瞬が演じている)は、いつも不機嫌…。少女は孤独だ…。何でも話せる友はなく、夢もない…。ボーイフレンドはいるが、二人の間に多少の壁を感じつつ、結婚にはまだ早い年齢なので、今の状況から一気に救ってくれる王子さまではないことを少女は分かっている…。そんな少女の心の支えは、死んだお母さんの大好きだった「赤毛のアン」。しかし、回りの人たちみんながアンのことを好きなっていくなんてあり得ない、その物語の全てが病床で寝たきりのアンの妄想だったんじゃないかと思うぐらい、今は大嫌いな「赤毛のアン」。それでもいつも読み返し、大切にしている…。そう、心のどこかでアンに憧れているのだ。そして、普段は無口なのだが、少女は時々「ひとりごと」を言う。兄に頼って生きていくしかない少女は、郵便受けにデリヘルのチラシを見つけて捨てようとするのだが、「お兄ちゃんがいるかもしれん」と言って元に戻すのだ…。なんという健気さ…。最後も、アパートが焼け、兄と一緒に大阪へ行くことになるのだが、ただ一つのささやかな幸せは、少女が中卒で就職してもつき合ってくれていたボーイフレンド(今は高校生)が、授業を抜け出し、恋愛ドラマの最終回みたいに駅まで見送りに来てくれたことだった…。果たして少女は将来幸福なホームドラマを過ごせるのだろうか…。ところで、初子の妄想が時折映像化されて映し出されるのだが、もっと多くてもいいと思った。展開にメリハリがあまりないように感じたからだ。
《映画》『16 [jyu-roku]』 主演は東亜優(ひがしあゆ)。クドカン脚本のテレビドラマ「我輩は主婦である」や、映画「海と夕陽と彼女の涙〜ストロベリーフィールズ」などへの出演を経て、「赤い文化住宅の初子」および今作にて初の長編映画の主役に抜擢されたホリプロ期待の新星。本作「16 [jyu-roku]」は「赤い文化住宅の初子」のスピンオフ作品で、事務所のオーディションによって俳優としてデビューすることが決まり、上京して寮でのひとりぼっちの生活が始まったばかりの16歳の女の子が、「初子の恋」という映画の主演を務めるまでの物語である。つまり、実際の亜優ちゃん本人に限りなく近い等身大の設定による、亜優ちゃんのための作品なのだが、あどけなさと強さ、不安と決意をもって人生の新しく眩しい一歩を踏み出し、戸惑いながらも前に進んでいく「まだ恋とかよくわからない」透明で曖昧な少女の初々しさが、瑞々しく繊細に掬い取られている切なくも美しい見事な映画となっている。
●26(土) 京都京城ラブストーリー
《映画》『初雪の恋 〜 ヴァージン・スノー』 宮崎あおい主演。日韓合作映画。ちゃんと観たことないけど、韓流ドラマってこんな感じ? ベタで、あり得なくて、わざとらしくて、大げさで。あ、もちろんいい意味でね(ぉ。おとぎ話。ファンタジーだから。
●25(金) あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
《映画》『机のなかみ』 上映前に監督と本編に出てるわけではない「みひろ」が何故かゲストでトークショー。初めて生で見た。細いね。普通に可愛いね。それに、ちゃんとこの映画を観てて、的確なコメントをしてた。ま、それはおいといて、このビデオ作品、なかなか面白かったぞ。主人公の女子高生の同級生役の「清浦夏実」ちゃんが一緒に帰るバスの中で必ず「リップ貸して」と言うところとか、なんか変で、結構笑った。こんなに笑える映画はマジで滅多にお目にかかれるものではないよ。なんと言っても、お調子者で、教え子の女子高生に下心たっぷり、挙動不審の家庭教師役「あべこうじ」が激ハマリで、イイ(ぉ。それから、その家庭教師目線で進む前半(表)と、最初に時間が戻って同じ時系列の女子高生目線の後半(裏)、そして最後にそれが繋がる展開が、ああそういう意味だったのかと、あの家庭教師はとんだ勘違い野郎で道化にしか過ぎなかったのかと分かるところが、おかしくてとってもよかった。最後、もうちょっとひとひねりあってもよかったかなとは思うけど。そう言えば、ラストシーンは5月25日だったね。まさに今日だ。ところで、新所沢のパルコとか航空公園でロケしたシーンがあって、私の実家のあるところで子供の頃よく遊んだところなので懐かしかった。あと、父子家庭で高校生になってもお父さんとお風呂に入っていた、健気で大人しい女子高生役の「鈴木美生」ちゃんが可愛かった。ちっちゃくて八重歯で小動物系で子犬みたいで(ぉ。演技もよかった。本当は辛いはずなのに笑顔というあの凄さ。
●24(木) バスツアー第弐弾
寺門仁美ちゃんと行くバスツアーが、来る6月10日(日)に予定されており、現在絶賛受付中となっております! 詳しくは、有限会社ライブバージョンさんまで。 バーベキューなどを予定してるとのことで、もしご飯もあれば、仁美ちゃんの「ばっかり食べ」が見れるかも(ぉ。ちょうど月曜の朝日新聞の朝刊(生活欄)に出てましたけど、おかずとご飯と汁ものを交互(三角食べ)に食べず、例えばおかずだけを一品一品集中して先にやっつけてから、次にご飯だけをもくもくと食べるという、最近の子供たちに増えてる食事の仕方。「ぴちぴちピッチ」のアフレコ時、浅野まゆみさんが仁美ちゃんと一緒にお弁当を食べてて驚いたという逸話が残ってますもんね。仁美ちゃんがお弁当のおかずを隅から順番に食べてって、ご飯を食べようとしないので、浅野さんは「ご飯は残すのかな? アイドルの子は大変だな」と思ってたら、最後にご飯だけを食べたという仁美ちゃんの伝説が(ぉ。
●23(水) そりゃぷにってことかい
まこるです。ヤンデレからの脱却ということで、ほとんど病気な自分を変えるため、最近ウォーキングを始めたのですが、何故かよく道を迷ってしまうとです…。まともに歩きなさいよ!(ぉ まこるです。まこるです。まこるです…。 Ceuiの2ndシングル「mellow melody」を買いました。「京四郎と永遠の空」のエンディングだった前作「微睡みの楽園」がすごくよかったので。
●20(日) 走る
《映画》『学校の階段』 黒川芽以主演。他、小阪由佳、通山愛里、甲斐麻美、秋山奈々、北村ひとみ、など。うーん…。作品の出来としては微妙だな…。基本は漫画的な青春系アクション映画で、途中ミュージカルみたいに突然歌が始まったりとか、そこそこチャレンジしてて、面白いっていえば面白かったのだが、もっとスピードアップして、休むことなくたたみ掛けるような展開だったらよかったのに…。どうせやるなら、もっとテンション上げっ放しで、もっとコミカルに、もっと過剰に、もっと濃く、もっと激しく、もっとハチャメチャにやらなくちゃ。
●19(土) HAS=YMO
《ライブ》Human Audio Sponge(高橋幸宏+坂本龍一+細野晴臣)/Smile Together Project Special Live 2007[18:00〜19:45@パシフィコ横浜国立大ホール] 久々のHuman Audio Spongeです。Yellow Magic Orchestraです。のっけからYou've got to help yourself、「以心電信」です。そして、ユキヒロさんがトリビュートしてる細野さんの「Sports Men」が続いて、その後はSketch ShowやHAS(新曲もあったかな)の曲がメインでしたけど、以前にもHASでやったことのある教授の「Riot in Lagos」や「War & Peace」があったり、YMOの曲では最初の「以心電信」の他に、「音楽」や、例のビールのCM曲「RYDEEN 79/07」、そして「CUE」(ダブルアンコールで最後に)があったりといった感じでした。 YMOの頃の曲は今のチリチリプチプチしたエレクトロニカにもちろん大幅にアレンジされてますけど、昔から大好きな「以心電信」とか「音楽」は、流れてきた途端吸い込まれるように完全に入り込んで、鳥肌が立ちましたね。あと、美しい花や自然や動物の写真、そして地雷などの兵器等の写真に、楽曲で使用されてる言葉が入るバックの映像との絡みが素晴らしかった「War & Peace」も泣けるほど感動して強く印象に残ってます。 「ちょっとあがってます」とユキヒロさんが言ってましたけど(ぉ、今日はYMO初のMCがあったり、途中でユキヒロさんのドラムが久し振りに見れたり、それに「CUE」ではなんと超久々に教授がドラムを叩いたり!!!、「音楽」などではこれまた超久方振りに教授の歌が聴けたり!!!(ぉ、非常に嬉しかったです。今回はチャリティーの一環ということですけど、そもそもこのコンサートはユキヒロさんが細野さんと教授に呼びかけて実現したものですし、近年は3人が率先して自然と集まることが多く、教授自ら(一番多忙にもかかわらず)お茶会などを開いたりするぐらいずっと仲がいいので(ぉ、また何らかの形で出来たらイイナと思います。ハイセンスでハイクオリティーな音楽を作る浮気なハイテクヒッピーのおじさんたち、本当にかっこいいですから。 ところで、チケットは3150円の格安料金で、全額チャリティーなので、セットや効果など殆ど無いと思ってましたけど、VJを制作してたりして、それなりにお金はかかってるようでした。ビデオ収録とかもしてたので、テレビ局などがお金を出してるのでしょう。ということで、同じくチャリティーのTシャツが4200円なので、チケットよりTシャツの方が高いのですけど(ぉ、ロックのコンサートでは買うのがデフォルトとされてるTシャツを、自分にしては珍しく買いました。チャリティーですし、いいかなと思って。リリーフランキーデザインのHASのTシャツです。 そう言えば細野さん、あの懐かしの赤い腕章付けてましたね。リーダーですが「団長」とは書いてありませんよ(ぉ。
●18(金) 普通が一番
刹那の河に流されて、無頼で堕落した不摂生極まりない生活を続けてきた結果、体力の低下がここ数年著しくなり、断続的に体調不良の波が押し寄せて、ここのところの様々な抑圧による精神の衰弱化と相乗作用を起こし、悪循環の海に溺れるようになってきてしまいました。そこで、ついに逃げ場を失った私は、この危険な状態を改善すべく、仁美ちゃんを見習って、最近ウォーキングを始めました。そして、青汁、にんにく、養命酒の摂取も合わせて始めました。つまり、アニヲタ、アイヲタを卒業し、健康ヲタに生まれ変わったのです(ぉ。ウォーキングはまだ慣れないので、6キロ程度に一時間弱ぐらいかかる軽いものなんですが、多摩川まで行き、土手をしばらく歩いてくる南コースや、池上の本門寺まで行き、石段を上り下りしてくる北コースなど、続ける工夫をしながらやっています。ところで、だから何だという話ですが、本門寺は逆にすると「寺門本」なんですよね(ぉ。 さて、仁美ちゃんですが、まだブログの更新は無さそうな感じです…。去年、一ヶ月間更新が無かった時は、おそらく例の家族の事情など、色々あったのだろうと推察されますが、今回もブログの更新どころではない何か重大な問題が起きているのかもしれませんね…。とても心配ですが、もしそうなら、いい方向に解決していってくれたらいいですね。それと、辻加護のようなことが無ければいいのですが…。あと、単に今はやる気が無いということも考えられますね…。何れにしても不安で堪りません…。 しかし兎に角、私としては今自分に出来ることをやるだけです。またイベントがあった時に休んでしまうことが無いよう、あるいはイベントでバテることが無いよう、体力作りです。次に仁美ちゃんと会える時は、健全な心身でいたい。それは、仁美ちゃんに捧げる「祈り」でもあります。
●12(土) ぎゃぼっ
《ライブ》坂本龍一プロデュース公演 ロハスクラシック・コンサート 2007[18:30〜21:00@渋谷Bunkamuraオーチャードホール] 先ず第一部として、インターネット公募から教授が選んだ演奏者たちによるによる演奏が順番に行われ、教授は司会(ホスト?)役として登場。第二部は、最近の教授のお気に入りである(ぉコトリンゴの弾き語りと、教授による「美貌の青空」と「Fountain」と「The Sheltering Sky」のピアノ演奏、そしてチェリストの藤原真理による独奏があり、最後は教授と藤原真理で「Lost Theme」を演奏し終了。教授は4曲だけだったのが残念ですが、インドの古典とか、アイルランドの伝統音楽とか、ボサノヴァとかもあって、色々な音楽が聴けましたし、トークも面白かったですし(ぉ(それにしても教授は、喋った後ひと呼吸も置かずに、いきなり演奏を始めますね)、とってもよかったですよ。クラシックといっても、アコースティック主体というだけで、MacBookProを使ってた人もいましたし、別にその枠にこだわらない、自由で、教授らしいコンサートでしたね。僕的には、橋口瑞恵というヴァイオリニストの力強い独奏に感銘しました。たった一本のヴァイオリンなのにあんなに音の響きが重厚というか重層的に聴こえるなんて、凄いと思いました。音のでかさが日本人離れしてると教授も言ってましたね。それから、naomi&goroのボサノヴァも素晴らしかったです。あの歌ってた布施尚美って人、かなりいいですね。あと、インド古典の人たちの中でタブラを演奏してたのは、ASA-CHANG&巡礼のU-ZHAANだそうで、流石でした。
●11(金) 頬赤らめて
素直になれず恥ずかしさの裏返しでツンツンしてしまうけど、照れのせいで甘くなり余計恥ずかしくなってまたツンツンしてしまうそこのツンデレの貴女! 私のところに来なさい!(ぉ
『VOiCE Newtype』No.020{平野綾,加藤英美里,福原香織,能登麻美子,豊岡真澄,小清水亜美,南里侑香,千葉紗子}
『声グラ』6月号{斎藤千和,平野綾,伊瀬茉莉也,近藤佳奈子}
『声優アニメディア』6月号{井上麻里奈,高橋美佳子,戸松遥}
『pure2』Vol.42{篠原愛実,一木有海,飯田里穂,伊藤夏帆,石川楓子,橋本甜歌,鮎川穂乃果}
●10(木) ダブルノックアウト
辻希美(19歳)が現在妊娠2ヶ月で、その相手の杉浦太陽(26歳)と結婚することになったそうだ。僕的には最近のののたんは劇場版ケロロやロビケロの声優としてなかなかいいものを持っているなという認識をしていたのだが、この間のあいぼんに続いてお前もかといった感じで、やはりあの二人はセットというかダブるというかシンクロしているよなとつくづく思った。12歳でデビューしてすぐに国民的アイドルとなり、激動の大人の世界に揉まれた身に宿るのは早熟した精神なのだろうか。それとも不特定多数の人間に愛されるより一人の男に愛される喜びを知ってしまったのだろうか。アイドルという仮面の下には孤独で寂しい本当の愛に飢えた女の素顔があったのかもしれない。なんてな(ぉ。ところで太陽といえばあのSpringsを生んだCXの「深夜戦隊ガリンペロ」を思い出す。もう4年位前か。まさかあーやには手を出していないだろうな。アイドルまたアイドルで、ダブル太陽ではないだろうな(ぉ。それともあいぼんとか? モーニングまたモーニングで、ダブル太陽とか?(ぉ
●06(日) 夢の扉
今までおざなりでなおざりになっていた(ぉ「寺門仁美ちゃんへの入口ページ」を大幅にリニューアルしました! そして2月に仮オープンしたまま放置プレイしていた(ぉ「うさっこぶろぐ」もリニューアルしました! シンプルなのが好きなので、シンプルなテンプレートを更にシンプルに、より見やすく、そしてこちらのページと違和感を少なくしようと、統一した色やデザインにカスタマイズしました。ジュゲムはなかなか勝手がいいですね。でも画像をアップできるのが100キロバイトまでなので、あまり大きい画像はアップできません。ただ独自ドメインを設定できる有料のコースにすれば、300キロバイトまでは画像がアップできるそうなんですが。まあ、今後は暫くこちらと並行してやっていって、いずれは…って感じです。ブログはケータイから簡単に更新できるんで、短文はブログ、長文はこちらといったような使い分けで、なるたけブログの方も更新しようと思います。それから、色々とヤバイことはこれまで通り誰も読んでいないこちらに書こうかと…(ぉ。 ところで、話は変わりますが、まみまみ(一応、能登麻美子のことね(ぉ)が飲んでるとラジオで言ってた健康道場の「おいしい青汁」に、ペットボトル(900グラム)があったんですね! でも1本1000円(!)って高くないですか? 青汁だし、どろり濃厚だし、そんなもんなんですかね…。
《演劇》ミュージカル『ANGEL GATE』(南里侑香,BON-BON BLANCO,吉野紗香,吉田有希,青山倫子,水谷妃里,岡明子,他)[13:00〜15:15@初台新国立劇場中劇場] スペースクラフトの総力をあげた舞台が帰ってきました。1年前の再演です。とは言っても、そのままやったわけではありません。主題や大筋、そして侑香たんはキャラクターこそ違いますが前回と同じく女子高生役の主人公という点などを残し、キャストを替えたり、設定を変えたりしての再演です。そして今日は、その千秋楽でした。 時に、外は雨…。今日、千葉紗子は「苺ましまろ」のイベントですが…(ぉ。行きの電車の中で、「心も体も健やかに お育て下さい イエス様〜♪」と、ぷに幼女が私の隣で歌っていましたが(ぉ、今回の舞台、ミカエル様のテーマ曲の少女たちによる合唱オーぷにングがありませんでしたね…。あれは鳥肌が立つくらい良かったのに…。ミカエル様が登場する場面で、BGMとして少しだけ流れてはきましたが…。それから、今回は最後のミニライブも無かったですし、カーテンコールは2回だけで、しかも侑香たんだけが簡単な挨拶をしてあっさり終わって、その後すぐに客電が点いてしまい、千秋楽なのに何とも淡泊でしたね…。舞台自体は悪くはなかったんですが…。歌も凄く良かったですし…。そう言えば、アンケートありませんでしたね…。これっきりこれっきりもうこれっきりですか?(ぉ
●03(木) 映画デート
狭くて空気のどよんだ(よどんだ)部屋にひきもっこり(ひきこもり)してても、悶々として鬱々としてくるので、映画を観に行くことにした。映画はいいね。映画は人の心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。映画を観ている間は余計なことを考えなくていいことが多いし、嫌なことも忘れられる場合がある…。ということで、今日は成海璃子(塚本璃子)デー。ちなみに「スパイダーマンヨ」は観ない(ぉ。ていうか「ヨ」って何だヨ(ぉ。え?「3」だって?
《映画》『あしたの私のつくり方』 太宰治の「葉」(作品集「晩年」所収)からの引用「お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい」が印象的だった…。 兎に角、本当に良かった! 泣いた…。観ないっていう奴は私刑!(ぉ 観ても泣かない奴は人間じゃねえ!(ぉ というぐらい、もう凄く気に入ってしまって、今年の僕のベスト3には間違いなく入るだろう。この映画、僕の尊敬する監督の一人である市川準によるものなのだが、もはや流石としか言いようがないね。誰にも真似できない、あの独特の映像感覚。静謐で、研ぎ澄まされていて、洗練されていて…。そして、なんであんなに瑞々しく撮れるのだろうか…。映像というものを知り尽くしている感じがある。それから、人間の自然な仕草や眼差しを追うことにかけても超一級品で、彼の映画は「眼差し」の映画だと、僕は密かに思っているのだ。 成海璃子主演。彼女はやはり素晴らしい。散々言われ尽くされているが、彼女こそ本物の天才と言うべき存在なのだろう。とてもまだ14歳だとは思えない。おそろしいぐらいだ。彼女の泣くシーンがあるのだが、それを見てこちらも泣いてしまった…。音楽のないシーンにもかかわらずだ。それだけ彼女の演技が凄かったということなのだが、音楽で盛り上がっていないと泣けない奴は駄目だと思う…(ぉ。
《映画》『神童』 成海璃子主演。「のだめ」効果で、「のだめ」以前の漫画が原作の、クラシック音楽を題材とした映画が出来た。音の波、音の流れに身を任せて観ていたのだが、時折、その美しさにハッとなり、また、その力強さに圧倒された。頑なまでに真っ直ぐで、純粋で、繊細で、心に響いてくるものがある、そんな映画だと思う。「のだめ」もいいけど「神童」もね(ぉ。 ところで、「あしたの私のつくり方」にも「神童」にも、なんとあの柳英里沙ちゃんが成海璃子ちゃんのクラスメイト役で出演していた(!)。久し振りに見たので、ちょっと雰囲気が変わっていたが、相変わらず可愛いね。親しみのある顔という点では、鋭角で美人顔の成海璃子ちゃんより愛嬌のある顔で、僕は好きだ。
●02(水) 寝ても覚めても
●01(火) いとしさとせつなさと
拝啓、私のお姫様。録画して溜めたままになっていて観ていなかった「京四郎と永遠の空」ですが、やっとこの黄金週間のお休みを利用して一気に全部観てしまいました。もちろん、もっちーの「たるろって」も、矢作紗友里ちゃんの「くう」もよかったのですが、なんといっても「せつな」が切なすぎて…、健気すぎて…。一途に好きな人のことだけを想い、自分の身をなげうってまでも尽くし、どんなに深く愛しても、その愛する人の瞳には自分は映っておらず、報われることがないなんて…。悲しすぎます…。まるで、これ程仁美ちゃんを愛し続けていても未だに彼女との距離がよく見えない我が身のことのようで、観ていて本当に辛かったです…。せつな、せつねー!泣 しょこたんのアニソンカバー集をアニメイトで買ってきまんた! ロマンティックあげるおwwwおっお ギザ貪欲! ところで全然関係ないけどセキスイハイムのCMにムーンライダーズのかしぶち哲郎さまが出ててしかも歌ってらしてびっくらたまげたお!
《映画》『黄色い涙』 「ピカ☆ンチ」は観たことないけど(ぉ、ジャニーズの嵐(二宮和也、櫻井翔、相葉雅紀、大野智、松本潤)が主演の新作映画を観に行ってきた。あの永島慎二原作で、市川森一脚本で、犬童一心監督だしね。どんな映画になるのか興味あったし。 舞台は昭和。1960年代半ばの阿佐ヶ谷。そこに地方から集まってきた夢見る若者達の、ちょっとほろ苦くて切ない貧乏青春物語。二宮くんは売れない児童漫画家。櫻井くんは小説家を目指してる青年。相葉くんは歌謡曲の歌手を目指してる青年。大野くんは油絵画家を目指してる青年。この4人がメインで、そこに近所の米屋で働く勤労青年の松本くんがたまに絡んでくるという感じ。 以下、作品中で重要な、フランスの詩人モンテルランの詩の引用。
人生を前にして ただ狼狽するだけで 無能な そして哀れな青春
だが 今 最初のしわが額に寄る頃になって得られるのが
人生に対する この信頼であり この同意である
相棒 お前のことなら分かっているよ と言う意味の この微笑だ
今にして 人は知るのだ 人生は人を欺かないと
人生は一度も人を欺かなかった
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