電気グルーヴ「モノノケダンス」をヤりますた。ところで十数年前は私、電気グルーヴを愛聴しつつKANも愛聴するようなイカ臭い野郎だったんですが(ぉ、KANのアルバムでは「TOKYOMAN」と「弱い男の固い意志」と「MAN」が大好きで、繰り返し何度も聴きましたね。アルバム全体を通してどれもいい曲で捨て曲が全く無く、まさに超名盤です。今でも自分のMacのiTunesに入れています。KANと言えば「愛は勝つ」しか知らない人も多いでしょうが、あの曲は彼の中でも特殊な部類に入る曲で、彼本来の持ち味はもっと軽妙洒脱な音楽性にあり、それを知らず「愛は勝つ」のイメージしかない人は非常に損をしているというか、とっても残念な人だと思いますね(ぉ。KANは時々、マイケル・ジャクソン風、スティービー・ワンダー風、ビリー・ジョエル風、エルトン・ジョン風など、確信犯的に米英の有名なアーティストの唄い方や曲調をパクってみせたり、洋楽を巧みに採り入れながらも彼独自のPOPセンスで見事に昇華していた稀有なシンガーソングライターだったのです。そしてまた、現代の日本男児における切なくも恥ずかしい純情を絶妙に歌に織り込んでいるので、感情移入出来るという点も見過ごせませんね。