《ライブ》HASYMO,他/WORLD HAPPINESS[13:40〜20:10@夢の島公園陸上競技場]
野外音楽フェスに行ってきました。これがお天道様が味方してくれたような絶好の夏フェス日和。時折薄日が差してはいたものの基本的に曇り空で、東京湾から吹いてくる程良い海風が、公園の中の意外にボリュームのある森を抜けてやってくるのでした。暑さで熱中症になるのが心配だったので、本当によかったです。さて、ライブはセンターステージとレフトステージ交互で次から次へと行われ、セットチェンジの待ちが発生しないシステムだったのですが、内容など諸々は公式ブログを見ればよいとして、進行の順番は以下のとおりでした。
00. anonymass
01. 東京スカパラダイスオーケストラ
02. LASTORDERZ (安齋肇, 他)
03. 鈴木慶一 Captain HATE and The Seasick Sailors feat. 曽我部恵一
04. □□□
05. pupa (高橋幸宏, 原田知世, 高野寛, 他)
06. naomi & goro
07. BONNIE PINK
08. リリー・フランキー
09. GANGA ZUMBA (宮沢和史, 高野寛, 他)
10. NRT320 guest 野宮真貴
11. シーナ & ロケッツ
12. 東京ブラボー
13. HASYMO (高橋幸宏 + 坂本龍一 + 細野晴臣)
オープニングアクトのanonymassは、もっとYMOカバーをやってくれたらよかったのになと思いました。スカパラは相変わらずパワフルですね。「Pride of Lions」がよかったです。夏ですし折角なのですから、ユキヒロさんと「WATERMELON」もやってくれたらよかったのになと思いましたが。LASTORDERZには苦笑いでした(ぉ。Wケイイチは凄くよかったです! あの超名盤「SUZUKI白書」の曲「月にハートを返してもらいに」と「SATELLITE SERENADE REMIX」もあって。上野洋子がサポートメンバーにいましたね。何度か見ているのですぐに判りました。□□□は初めて生で観ましたが、とってもよかったですよ。pupaは「サマフェス初めての新人バンドですので、ちょっとあがってます」というユキヒロさんのお約束もありましたが(ぉ、めっちゃかっこよかったです! CD音源をiPodに入れてイヤホンで聴いていただけだとイマイチな感じがありましたが、デカイ音で全身で浴びるように聴くと全然違いますね。電子バグパイプを奏でたりもしていた知世ちゃんは何だか仕草とか異常に可愛らしかったですし(ぉ、言うことなしです。naomi & goroはボサノバ。やはり夏はボサノバですね。気持ちがスーっと落ち着く、一服の清涼剤。清流の澄んだ水のような透明感のあるnaomiさんの素敵な声に癒されました。このあと何とグッズ売り場でCD購入者へのサイン会が行われていましたので、私も教授が2曲ピアノで参加したというCDを買って、naomiさんにサインしていただきました。少しお話しも出来て嬉しかったです。BONNIE PINKはトーレ・ヨハンソンの頃が好きで、最近は「嫌われ松子の一生」ぐらいしか知らなかったのですが、年齢を重ねてきてまるくなったというか女性らしい柔らかさやしなやかさを身に付けていて、それでも若々しさを保っているので大変驚きました。リリー・フランキーは、うつトーク全開(ぉ。傷つきやすいガラスのような繊細な心を持ったアーティストなんですね。あまりまともに聞いてしまうと、引きずられるというかこちらもヤバくなってしまうので、水分補給やトイレに行くなどして、ちゃんとは聞いていません(ぉ。ただ、「うつは大人のたしなみだ」とか「こんな世の中、うつになる方がまともで、のうのうと楽しく生きているやつらの方がおかしい」というのは激しく同意でした。GANGA ZUMBAはラテン系。何と言ってもエネルギッシュでマッチョマンな宮沢和史でしたね(ぉ。相変わらず顔を歪ませて歌っていましたが、「島唄」もやってくれたらよかったのになと思いました(ぉ。NRT320はゲストの野宮真貴がキョーレツでした(ぉ。モヒカンぽい頭で、ファッションショウのモデルのようなお姿。テクノのリズムに乗って、フォトセッションパフォーマンスを披露していました。シーナ & ロケッツは、もはやこの世のものとは(ぉ。バケモノというかロックの妖怪というか(ぉ。ハンパないですね。圧倒的でした。それにサマソニにSEX PISTOLSが来たということを意識してか、最後に鮎川誠が「MY WAY」を歌い、これが非常に高まって、超絶的に素晴らしかったです! 東京ブラボーは近田春夫がゲストで来る予定だったのですが、急遽来れなくなって残念でしたね。大トリのHASYMOのセットリストは以下のとおりでした。サマソニではその頃丁度DEVOのステージがあったようですが(ぉ。「Tibetan Dance」は「Riot in Lagos」や「War & Peace」同様、教授の曲ですが、HASYMOで聴くのは初めて。「Rydeen 79/07」は昔っぽい早いテンポになって、少しアレンジを変えてきましたね。それから何と言っても新曲! 確かにピアノとかドラムとかベースが生っぽく、特に「Tokyo Town Pages」での細野さんのベースは、味わいがありすぎるというか人間国宝レベルを超越した神の領域ですね。そして更に「The City of Light」では、あのシンセの音とかコード進行とかがいかにもYMOっぽく、鳥肌が立つ程で、しみじみとよいなと深く浸りながら聴き入ってしまいます。
1. Tibetan Dance
2. Tokyo Town Pages
3. The City of Light
4. Wonderful to Me
5. Supreme Secret
6. War & Peace
7. Riot in Lagos
8. Rydeen 79/07
9. Cue